| 管体：透明アクリル材刳り貫き キイシステム： フルコンセルバトワール アカデミック型フルオートマチック LowB-C連結キイ、左Fキイ 洋白・金メッキ仕上げ （オプションとして銀鍍金も可） 付属品：ハードケース、リードケース |
月間生産許容最大2個 当店にてサンプル試奏出来ます |
こんな楽器があっても良いのでは。
複雑な構造のキイシステムや、微妙な孔抜きのオーボエは、オクターブホールの水の吸上げの様子やその他孔への水付着、汚れ方、スワブ等を通す時の管の様子を見たい、知りたいと思われたことはありませんか。これはまさしくデモンストレーター（Demonstrater）として、それらの様を明るく見通すことが出来ます。デモンストレーターとは、曾て懐中時計や万年筆を販売する商人が、内部をお客に見せてその造りや構造を知ってもらう為に作った特別なシースルーの品のことを指してつかわれる呼び名です。
その為、普通ポリ管というと、簡略化されたキイシステムを使われ易いところ、無茶に無茶を重ね？フルオートフルコンセルバトリーと致しました。勿論、演奏しても楽しいです。
今迄のポリ管というと、ちょっと木の真似をして安心して隠れているところが姑息な感じで、高い木造のを使っている人に悪いとか、音が軽くてとか、どうにも一歩退がってしまっていましたが、ここまで舞い上がれば誰にも文句は言わせないでしょう。透明な管体に金色のからくりがハデハデで目立つこと請け合い。アクリルはABS樹脂より重い素材です。音質はしっとり、どっしりという感じ。吹奏感はやや抵抗強め、大きめのリードでしっかり吹込んで鳴らして下さい。低音部とFisキイはスキンタンポ、その他はコルクタンポになります。ポリ管の欠点として、下の方がとても強く押し戻される抵抗感を取り除けない点を挙げます。
その為通常は最低音をH（シ）として、その下のBb（シb）は素孔にしキイを与えないのが通例です。このモデルに関してもやはり下はとても強く押し戻されるのは致し方ないところですが、そこはフル装備、キイに手抜かりはなく、レゾナンスキイも設けて居りますので、上手にリードをこしらえて楽しく鳴らして頂きたいと思います。
Cより上はとても安定しています。湿度や温度で破損することもありません。
こういう特性から、これを初心者向け安価な楽器としては御案内致しません。使いこなすにはそこそこ、経験技術は必要です。
フレンチジャーマンの重い楽器をそこそこ使える、リードをある程度自由に出来るレベルなら、お楽しみ頂けるでしょう。また指導員の方には、常に水と対峙するオーボエのデモンストレーターとして、受講者には絶大な説得力を現わす教材になると考えます。付属のケースはなかなかの上物ですが、輸送用のものと御考え下さい。ポリ管とはいえデモンストレーター、傷等は極力避けたく思いますので、お求めの後はトランク状の丈夫で内装のしっかりしたものをお使い頂くことをお薦めします。
製作者と製造所の間の雇用関係が変わり、価格が改訂となっております。通常所要工作時間数から鑑みて最大月間３個のペースで納期３ヶ月と工房からは云われて居りますが、実はこの工房は世界の幾つかのメーカーからのOEMを請けている都合があり、特にこのモデルは素材が微妙で、加工法もABS樹脂のように射出成型が使えない為工程に大変な時間が掛かることから、手が回らない場合相応の期間を余計に必要とする虞れはあります。木管と比較すると３倍程度の工程増しとなってしまうものなのです。予めご了承下さい。
現時点ではこの見本完成品一個のみ存在するだけとなっておりますが、店主が私用する楽器でもあるので貸出等は行えません。
<<< ぴよよ楽器 >>> 238-0225
神奈川県三浦市三崎町小網代515
モーターワークスカンパニー
文化メディア事業部TEL 046-881-0448 / FAX 0449
Car Cellular 090-313-79952この現物が、ポパイ2008年9月号（8月10日発売）カルバンクライン特集に登場します。モデルさんの持ち道具としての露出です。
